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国際比較文化研究所(IIMS)とは?

国際比較文化研究所は多文化理解の普及を目指し設立され、2000年6月に特定非営利活動法人(NPO法人)認証を受けました。
本部は群馬県安中市あんなかし。国境や世代を越えた仲間作りの場や、地域の子どもたちを対象にした学びと経験の場を提供しています。

Sustainable Development Goals IIMS(国際比較文化研究所)はSDGs(持続可能な開発目標)に賛同し、誰一人取り残さない世界の実現に貢献します。以下4つの課題に取り組む人材・リーダーが世界中で活躍できるよう、その育成を目指し、実践的な教育事業を実施しています。「平和」で「公正」な社会、「多様性」や「相互理解」を尊重できる世界が、もっともっと広がりますように。4.室の高い教育をみんなに 平和及び非暴力的文化の推進、人権・ジェンダー・人種の平等、人々の多様性や多用な文化の開発への貢献。その重要性を理解し、実践的な教育を通じて、課題解決のできる人材・リーダーの育成を目指します。10.人や国の不平等をなくそう 人種・性別・宗教・年齢・障害あるいは経済的地位やその他の状況に関わりなく、誰もが活躍の機会を得られる社会になりますように。正しい情報を得て、差別不平等を自分事として理解し解決に取り組みます。 16.平和と公正をすべての人に 「平和な世界」は当研究所開設当初からの目標であり、祈りです。世界の現状を知ること、隣人を知ること。まずは自分が相手との違いを受け入れ、尊重すること。それが世界平和の第一歩と信じています。 17.パートナーシップで目標を達成しよう 誰一人取り残さない持続可能な社会の実現に向け、相互協力の重要性を示す目標です。パートナーシップを結ぶメリットは一人で達成困難なことの実現。多用な価値や経験、それらへの敬意が原動力です。

所長から皆さまへ

国際比較文化研究所(IIMS)は2000年6月に特定非営利活動法人としてスタートした。1998年12月に特定非営利活動促進法が施行されて間もなく法人格を取ったことになる。「敵をも愛する隣人愛をもって平和な多様化社会の実現に向けての国際化教育の推進に寄与する」と定款に掲げた目的を目指し、不器用に続けてきた活動である。

昔、私がまだ留学生だったころ、シカゴの日系一世の方々にお世話になった。第二次大戦をアメリカで過ごし、苦労を積み重ねてきた彼らが折に触れて口にしていた言葉は「50,60は鼻たれ小僧」だった。
IIMS発足時まだ60歳になっていなかった私も、今は80歳を超した。この歳になってあの頃の老人たちのつぶやきが身に沁みている。60歳近くになって始めたNPO法人の立ち上げは「鼻たれ小僧の無謀な挑戦」だったと思う。そこから始まった活動が20年以上も続いたことは奇跡のようだ。IIMSが「相互理解に基づいた、豊かで平和な地球社会を創るために」活動し続けることができたのは、ひとえにその夢を語り合い、心を通わすことのできた大切な仲間たち…言葉の違いも、価値観の違いも、世代の違いも超えて「平和な地球社会」への思いを共にしてくださった大勢の仲間…その仲間たちが支え続けて下さっているおかげだ。

平和な世界であって欲しいと、多くの人が思っている。ところが、その夢を強く抱く者たちが向き合うと、平和ではなく争いが勃発する。平和を願う人々のあいだに平和が生まれ無いのが人間社会の現実だ。今も、この地球上で多くの者達がそれぞれの平和を求めて殺し合っているのだ。その現実を目の当たりにしながら、敢えて平和な地球社会を創るという壮大な夢を掲げて四半世紀になる。私たちはこれからもそのゴールに向かって走り続けなくてはならない。

人は前進するために武器を持つことがあっても、友達に銃を向けることは出来ない。この単純な確信が、私たちの夢の根底にある。そして、その確信を「夢」で終わらせてはならないと思っている。違いを超えて友だちになることは難しいことではない。現実にIIMSの活動の中ではみんな出来ているのだから、本質的にはきっと単純で簡単なことなのだ。そんな単純明快で、感動的な活動で、世界を平和にする夢を提供するのが、私たちの活動であり祈りである。

この活動に関わり、支えてくださる全ての方々に心から感謝し、人々が銃ではなく友だちの手を取る世界が広がることを今日も熱く祈る。

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(※多文化交流inぐんま開催時に後援を頂いております。)